障害者バスケットボールについて。
今回の記事では、「障害者バスケットボール」ってどんな種類があるんですか?
というよく質問されるのでお答えしたいと思います。
結論から言うと
- 車いすバスケットボール(下肢障害)
- ツインバスケットボール(四肢体幹障害)
- デフバスケットボール(聴覚障害)
- FIDバスケットボール(知的障害)
- ドリームバスケットボール(精神障害・発達障害)
の5つが主な競技種目になります。
これだけではわかりにくいので、それぞれの特徴を説明します。
車いすバスケットボール
これは障害者バスケットボールの中で最も有名な協議種目ですね。
略して「いすばす」と呼ばれたりもしています。
脊髄損傷などで下肢に障害があるプレーヤーが対象です。
パラリンピック正式種目のため、スポーツニュースなどメディアで見たことがある方も多いのではないでしょうか。
「スラムダンク」の著者、井上雄彦先生が書いた「リアル」という漫画の題材にも取り上げられています。
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歴史も古く、第二次世界大戦後から普及していったようです。
ホームページを見ると、スポンサーもたくさんついてます。うらやましい。
障害者スポーツの花形的な種目ですね。
生でプレーをみると、ぶつかり合いも激しく迫力満点です。
プレーヤーの肩幅の広さや胸板の厚さにもびっくりします。
ツインバスケットボール
聞いたことがない方が多いかもしれません。
略して「ツインバスケ」と呼ばれています。
車いすバスケットボールの一種なのですが、先程紹介した「いすばす」と違うのは、下肢だけではなく、上肢や体幹にも障害を持つプレーヤーでも参加できるよう考案されたスポーツです。
通常のゴールに加え、もう高さ120センチメートルのゴールをセットし、障害の程度によってどちらのゴールにシュートを打つかが区別されます。ゴールが4つあるということで作戦も多彩となり、見ていて楽しいスポーツです。
詳細を書くと長くなってしまうので、ホームページをご確認ください。
デフバスケットボール
デフバスケットボールとは、聴覚障害のある(耳が聴こえない、聴こえにくい)プレーヤーによるバスケットボールです。
ルールは一般のバスケットボールと同じですが、笛の音が聴こえないため、視覚的に状況が判断できるようにフラッグマンが設置されています。
国内の大会だけでなく、世界大会に出場して優秀な成績を収めるなど活動は盛んに行われています。
僕は動画でしか見たことがありませんが、みんな筋肉ムキムキでプレーレベルも相当高い印象でした。
FIDバスケットボール
FIDバスケットボールとは、知的障害があるプレーヤーによるバスケットボールです。
略して「IDバスケ」と呼ばれていたりします。
ルールは一般のバスケットボールと同じです。
こちらも歴史は古く、各地で大会が開催されていたり世界大会が開催されていたりと、盛んに活動されています。
精神障害者バスケットボール
最後は僕が関わっている精神障害者バスケットボールです。
精神障害や発達障害のあるプレーヤーによるバスケットボールです。
こちらは他の障害者バスケットボールに比べると歴史は浅く、チーム数もまだまだ少ないのが現状です。世界的にもあまり本格的な活動は無いようで、世界大会なども実施されていませんが、これからどんどん盛り上がってくるでしょう。
ワンバスケットボールプロジェクト
最後に「ONE BASKETBALL PROJECT 」をご紹介します。
こちらは、”バスケで日本を元気にする”という理念のもと、
障害者バスケットボールも盛り上げていこうという取り組みです。
日本車いすバスケットボール連盟、車いすツインバスケットボール連盟、日本FIDバスケットボール連盟、日本デフバスケットボール協会が会員として所属しています。
日本ドリームバスケットボール協会は正式な会員としては認められていないようです。
(※2019年7月時点)
まとめ:障害者バスケットボールについて
今回の記事では障害者バスケットボールについてお答えしました。
主な競技種目や対象は以下の5つです。
- 車いすバスケットボール(下肢障害)
- ツインバスケットボール(四肢体幹障害)
- デフバスケットボール(聴覚障害)
- FIDバスケットボール(知的障害)
- ドリームバスケットボール(精神障害・発達障害)
最近は八村塁がNBAにドラフトされた影響で、バスケットボールがテレビなどのメディアに取り上げられる機会が増えています。
スラムダンクやマイケルジョーダンで盛り上がった1990年代以来のバスケブブーム到来です。
この機会に是非、障害者バスケットボールに興味をもって下さる方が増えると嬉しいですね。
それではまた。
あっ、忘れてた。
最後に、今週のお題「海」の楽しみということで、
海辺に行くと聞きたくなる名アルバムを紹介したいと思います。
ジャック・ジョンソンはハワイのアーティストだけあって、海の近くに行くと必ず聴きたくなる雰囲気の音楽です。優しい歌声にメロディーに演奏。どれをとっても最高です。
どのアルバムも良いのですが、個人的にはこのアルバムがおすすめです。
ぜひ一度聴いてみてください。
今度こそ、それではまた。