日本人初のNBAプレーヤー”田臥勇太”はやっぱりすごい。~サマーリーグの出場回数から~
このツイートを見て改めて実感しました。
「田臥勇太はすごい。」
田臥はプレーヤーとしてのピークであろう20歳代にサマーリーグに4回も出場していて、他選手に群を抜いて多い。
— エーネン大阪 (@eenenosaka) 2019年7月19日
さらにすごいのは、それから10年以上経っているのにいまだにBリーグのトッププレーヤーとして活躍していること。 https://t.co/oSiKl50Wsz
今までサマーリーグに出場した日本人プレーヤー
得点能力抜群の川村卓也は1度。
バスケ界の黄金世代といわれる竹内世代。その中心である竹内公輔も1度。
昨年2WAY契約でNBAデビューした渡邉雄太は今年で2度目。
八村塁はもちろん今年初めて。
日本人離れした身体能力をもつ馬場雄大も今年初めて。
八村や渡邉が出てくるまでは押しも押されぬ日本代表のエースだった比江島慎ですら今年初めて。
その中で田臥は4度も出場。ダントツの数字です。
NBAサマーリーグって?
Wikipediaによると
各チームが、前シーズンのラインアップとは異なる選手を試すために行われる。一般的に、新人、若い控えの選手、NBA実績のない選手を、チームが契約するかどうか決定することを目的に、リーグに招待される。
そう、NBAサマーリーグは、希望したからといって出場できるものではありません。
リーグに招待されないと出場することができないのです。
そして、サマーリーグで活躍すれば昨年の渡邉雄太のようにNBAチームからオファーがくる可能性があるので、NBAを目指す世界中の有望な若手選手が集まってきます。
ドラフト1巡目指名されたプレーヤーだって出場します。
過去にはデュラントやウエストブルック、ハーデンなどのMVPを受賞した面々もサマーリーグに出場していました。
ということは、サマーリーグに招待されること自体がすごいことなんです。
日本なんて、ついこの間までアジアでベスト16とか8で争っていたチームです。
そんなバスケ後進国から。
身長170cmそこそこしかないのに。
NBAには程遠かったはずの「時代」「サイズ」
「すごい」の一言では言い表せないほど「すごい」です。
フェニックス・サンズと契約してNBAデビュー
田臥勇太はサマーリーグに出場するだけでは終わりませんでした。
なんと、NBAの強豪チーム「フェニックス・サンズ」と本契約してしまったのです。
本契約どころか試合にも出場してしまいました。
デビュー戦で7点も決めてしまいました。
Yuta Tabuse NBA debut highlights -7pts 1ast 11.3.2004
これには目玉が飛び出るほど驚きました。
まさか自分が生きている間に日本人NBAプレーヤーがうまれるなんて。
試合に出場するなんて。
得点を決めるなんて。
その後は3試合に出場し解雇されてしまいましたが、
サマーリーグに4回も出場し、NBAの本契約を勝ち取ったということは
今後どれだけ日本人のNBAプレーヤーが誕生し活躍したとしても
色あせることはないでしょう。
2008年以降は主戦場を日本に移し、栃木ブレックスで活躍!
さらにさらにすごいのは、2008年に栃木ブレックスと契約して以降、いまだに日本のトップリーグでトッププレーヤーとして活躍を続けていることです。
Bリーグ初年度には、スターティングPGとして栃木ブレックスを初代チャンピオンに導いています。
サンズと契約した2004年からは15年も経っていて、もう40歳手前なのにすごいですよね。
まだまだ活躍を期待したいところです。
さいごに
さて、今回はNBAサマーリーグに日本人プレーヤーが4人も出場したことをきっかけに”田臥勇太”の「すごさ」を振り返りました。
次回は高校時代の業績から”田臥勇太”の「すごさ」を振り返ってみたいと思います。
それではまた。