精神障害者バスケットボールと出会うまで
この記事は、現在の僕にとって大切な仕事のひとつとなった
「精神障がい者バスケットボール」と出会うまでのことをテーマにしています。
作業療法士に限らず、社会的複業に興味のある方に読んで頂けると嬉しいです。
作業療法士という仕事
私は作業療法士という仕事をしています。
(知らない方も多いかもしれないので、以下に作業療法の定義を載せておきますね。)
作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す
要は「その人にとって、生きていく上で大切なこと(作業)を支援する」という仕事です。
大切なことっていうと人それぞれバラバラで「仕事」かもしれないし「スマホでゲーム」かもしれないし「お風呂に入ること」かもしれません。
僕にとっては「音楽を聴くこと」「子どもたちと遊ぶこと」「妻と話をすること」「バスケをすること」「仕事」などが生きていく上で大切な『作業』となります。
バスケができる環境
僕はある時、定期的にバスケを楽しめる環境にいることの有り難さを実感しました。
仕事でストレスが溜まっていたとしても、
気心の知れた仲間とバスケをすることで随分気が楽になるなーと。
嫌なことがあったとしてもバスケをしている時は忘れられるし、バスケをした後は思考がスッキリしてクヨクヨ悩むことはなくなります。仕事が嫌でも、夜にバスケがあると思えば何とか頑張れる気がします。
ひとつ楽しいことがあれば、過去にも現在にも未来にも良い影響があるのです。
そのことを身をもって実感しました。 まさに僕にとっての大切な『作業』でした。
そして、僕には運良くこんな場所がありましたが、定期的にバスケができる場所っていうのは大人になると日本ではなかなかありません。
いわゆる「健常者」である自分でも無いのだから、いわゆる「障害者」と呼ばれる人たちはもっと少ないのではないかと思いました。
そして、バスケが好きな自分なら、バスケが好きだけどできない人たちを支援することができるんじゃないかと。
そしてこの頃から「仕事」と「趣味」を繋げることが出来ないかなーとぼんやり考え始めていました。
次回は「精神障害者バスケットボールとの出会い」をテーマに書きたいと思います。
最後にまたまた
今週のお題「わたしの好きな歌」にのっかります。
今回はバスケに関することを書いたのでバスケに関する歌を。
バッシュのキュッキュッという音が入っていたり、
「弱いけど 小さいけど 負けるとは 限らないぜ」という歌詞が
バスケットマンにはたまりません。(笑)
フルコート / ザ・ハイロウズ
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